椎間板ヘルニアにはどうしてなるの?その原因

椎間板ヘルニアの原因

原因は?

頚椎椎間板ヘルニアの原因には、(1)日常生活での姿勢の悪さが負担になっている、(2)なんらかの急激な動作、(3)老化、の3つの原因があります。

ヘルニアとは、動物の体内で、消化管などの諸器官と体壁の間にあるすきまの内側をカバーする膜(腹膜など)が、なんらかのきっかけで生じた合間から、臓器や組織を包んだまま袋状に飛び出てしまった状態をいいます。椎間板ヘルニアとはその一種で、上記の3つのことが原因となり、椎間板といわれる部分が正常時と比べて、外側にがとびでてしまった状態なんですね。

では、それぞれの原因についてもう少し詳しくみてみましょう。

日常生活での姿勢の悪さが負担になっている

まず姿勢についてですが、姿勢が悪いと身体の歪み(ゆがみ)につながります。一見すると改善は簡単なように思えますが、何十年もしてきた姿勢ですから、自分の姿勢が悪いと意識している人というのは 少ないでしょう。姿勢や歪みというのは誰しも多かれ少なかれあるものですが、とても気づきにくいもの。ましてやずっとしてきた姿勢ですから身体が覚えてしまっています。

歪んでくるにつれて、身体や関節がが固く緊張するようになり、可動性(動かしやすさ)がどんどん狭くなります。

その結果、腰痛、ヘルニアだけでなく肩こりや冷え性、疲れやすさにもつながります。足を組む、左右の手足のうち、いつも同じほうを使う。左右非対称の運動をしているなど場合は特に気をつけましょう。

負担がかかる動作の繰り返し

普段持たないような重いものを急に持ち上げたらグキッ。そう、ギックリ腰です。あるいは準備運動もそこそこに、久しぶりに大きくゴルフクラブを振ったらグッキー、なんてよくある話です。

そもそも特に人間の場合は、四足歩行の動物と比較すると、上下の重力の働きに対して並行となるため、立っている状態では大きな負担となるのです。

一度でそこまでとはいかないにしても、やや負担がかかる動作を繰り返していると、背骨が我慢できなくなり椎間板ヘルニアにつながってしまいます。

老化

人間が年を取るにつれて、骨や椎間板も年を取ってきます。すると髄核にある水分の粘度と量が減少して、弾力性が失われていくのです。ヘルニアは、なんらかのきっかけで生じた亀裂から飛び出てしまう状態 でしたが、脆くなり亀裂が入りやすくなってしまっているのも一因です。

頚椎椎間板ヘルニアは、可動性の高い脊椎の部分で生じやすく、そのため年を取ってくると、下位頚椎における動きの柔軟性が少なくなるためヘルニアになりにくく、逆に上位頚椎で異常を起こしやすくなります。